Review Vol.6 「HUG International Ver.」 


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Vocal Review Vol.6
「HUG」International Ver.


1st アルバム「TRI-ANGLE」収録  2004.10.22

作詞 Ken Kato
作曲 パク・チャンヒョン


この曲も1stアルバム「TRI-ANGLE」に収録されています。

この曲は、最初に韓国語Ver.次にInternational Ver.そして最後に日本語Ver.が発売されました。
同じ曲を時期をずらして別の言葉で録音されるのは、とても珍しいですね。

私は、International Ver.は日本デビューの時に録音したとばかり思っていましたが、その半年も前に録音されていたのですね。


いずれ日本語Ver.をしなくてはいけないのですが、このInternational Ver.で、彼の声は韓国語Ver.とは比較にならないほど伸びやかに歌っています。

これは、この時期に他の曲を喉声で歌っている人物と同一人物とは思えないほど、綺麗な伸びやかな発声です。
不思議ですね。
どうして、こんなに伸びやかな声なのでしょうか?


原因として考えられることの一つに言語があります。
彼自身も3voicessで語っていたように韓国語と日本語では、発声ポジションを変えているのです。
彼は、ことばを正確に発声するために練習していく過程でこのテクニックを独自に身につけたのではないかと思います。

なぜなら、他のメンバーにその兆候はなく、実際ポジションを変えているメンバーはいません。
JJだけが、その方法を身につけました。

韓国語には皆さんも知っているように激音や合成母音のように喉元を使って発音する独特の音があります。日本語にはない発音ですね。また、子音で終わる単語も多いです。
そのような言葉を歌う時、正確に発音しようとするとどうしても喉元にポジションを取ることになります。

それに比べて英語の発音は子音で終る単語はあったとしても激音や合成母音は少ないです。

彼のこの曲の声を聞いていると後の日本語の曲のポジション取りに非常に似ています。

そのポジションでの歌、彼の伸びやかな声の第一歩がこの曲だと私は思うのです。

皆さんも是非、聞き比べて下さい。

出だしの声の違いは歴然としています。





この曲でなんとなく身に着けたポジションが彼のその後の歌手人生に大きく影響を与えたことは明らかです。

これを彼自身が自覚して身につける努力をしたのか、それとも喉に負担をかけまいと考えながら歌っているうちに自然に身についたのか、それは本人に聞いてみないと分かりませんが、歌のテクニックというものは、1度出来たことは、必ず身体が覚えていて出来るようになります。
偶然出た声であっても、それは身体がどこかで覚えているのです。

確かなことは、偶然出来るようになってもそれを自分のテクニックとして定着させるには、並大抵の努力では出来ないということです。

それが人間の感覚の不思議なところです。

JJがこの発声で歌った10月以降、彼の歌がどのように変化していったのでしょうか?


彼のBESTの発声ポジションは、クラシック歌手のポジションに非常に似ています。
クラシックの発声を勉強したことのないPOPS歌手でこのような発声をしている人を私は他に知りません。

彼のBESTコンディションの歌声は、オペラ歌手の発声と似ています。
そして、身体を使って歌う方法は、まさにクラシックの発声なのです。

そのテクニックをいつどうやって身につけて行くのか…これは、日本語の歌のポジション取りに大きな秘密が隠されているように思えて仕方がありません。

まだしばらくは、彼の1年目の韓国活動を楽しみたいと思います。


$Kim・Jaejoong Vocal Review


$Kim・Jaejoong Vocal Review

2011年6月16日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

◆「HUG」韓国語版のレビューはこちら
Review Vol.2 「HUG」

◆「HUG」日本語版のレビューはこちら
Review Vol.8 「HUG」Japanese Ver.

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