Vocal Review vol.4 「The Way U Are」





Review Vol.4  「The Way U Are」    
2004.6.22発売

作詞 テフン
作曲 ダニエル・パンダー

さて、第4回目は「The Way U Are」です。

この曲は、皆さんもご存じのとおり、韓国Ver.と日本Ver.がありますね。

新米ペンの私は、今回初めて韓国Ver.を真剣に聞きました。

とても興味深かったです。

JJの声が日本Ver.を聞きなれている私には、とても新鮮でした。

そして、この曲ぐらいからやっと、苦労しなくても彼の声を聞き分けることが出来るようになりました。
この頃のJJは、とてもハスキーvoiceです。
この曲の歌い出しの声を日本ver.と聞き比べてみて下さい。
とても同一人物とは思えません。

JJの声は、「My Littre Princess」の時よりどの音域も安定していますね。
それは、この曲のメローディーラインがまた、JJの安定音域に被っていることと、高音域が少し伸びました。
しかし、全体的にハスキーvoiceです。
JJのハスキーvoiceは、単なるハスキーvoiceではなく、非常に甘さを含んだ声です。
声の出し方をまだ習得できていない過程でのハスキーさで、もともとの声がハスキーなのとは少し違います。
もちろん、少し地声にハスキーさはありますが、そんなに取り立てるほどの特徴には思えません。
それは、オーディションの声を聞くとわかります。
もともとの声は、甘くつややかな音色です。
この頃、ハスキーなのは、身体を使わず、喉だけでマイクを頼りに長時間歌うからです。
よく喉が潰れなかったと思います。
残念なことにこの頃の曲は、歌い出しはJJでも後にメインヴォーカルと言われるほど曲の殆どのサビを歌い切っていた頃と違って、余りソロパートを取っていません。
それが、返って彼にはよかったと思います。
この頃にメインパートをソロでガンガン歌わされていたら、正しい発声が身につかず、間違いなく喉声で歌い、声帯を痛め、喉を潰して本当にハスキーvoiceになっていました。
ですから、私達には残念でも、余りメインパートを歌わせてもらえなかったことが、後に彼にとってはいいことになったと思います。
また、韓国語の発音を正確にする為に、若干喉にかかったポジションでの発声が多くなりますね。

高音域にメロディーが入っていく箇所が2カ所ほどありますが、裏声を使っています。
この頃のJJは、他の曲でも裏声を使っていますね。
今からは、想像できない出し方です。
細く綺麗で、少し不安定な裏声ですね。

現在のJJは、身体を見事に使って高音域を歌い上げます。
基本的に裏声は使っていません。
ですから、あのような伸びのある、そしてエネルギッシュでパワフルな高音域が出ます。
強靭な腹筋を見事に使い切りますね。

そのような発声をしている限り、喉を傷める、喉を潰す…そういう心配は全くありません。
ただ、睡眠不足や過労…またこれは、ちょっと彼には苦言ですが…喫煙・深酒…そういうものによって、歌手は声帯を痛めます。
この辺りの管理は自分が一番よくわかっているはずです。

人間の声は、機械ではありません。
身体を使って歌う技術を習得できるかどうかが、その歌手生命を非常に左右します。

私は、こと発声という点においては、彼に対して全く不安を持っていません。
それくらい現在の彼の発声は、非常に素晴しいと思います。

ですが、この頃はまだまだ、身体が全く使えていませんね。
ですから、裏声で歌っています。

高音の声だけを裏声で一生懸命歌っていますが、身体は声とバラバラの動きをしているように見えます。腹筋は、ダンスにだけ使っているようです。

いつから、あの身体を使った高音が現れるのでしょうか?


この頃のJJの声がとても好きという人がいます。
JJのハスキーvoiceは、韓国では、男性に好意的に受け入れられる声質と聞きました。
このまま、彼が日本語の歌を歌うことなく、現在に至っていたならどのような声で歌っていたのでしょうか?

彼が、仮にこのようなVocalグループに所属したのではなく、男性の好むROCK BANDにでも所属していたなら、私達は、Mazeのようなエネルギッシュに飛び跳ねているKIM・JAEJUNGという歌手を見たかもしれません。
それでも、彼はきっと素敵な歌手になっていたでしょう!
そんな彼の姿を想像するとワクワクします。


非常に透明感のある声に少しずつ、色が重ねられ始めた頃…。
後のJJの多くの声色を形作る1番基本の色。
それがこの時代の彼のvoiceです。

しばらく私達は、彼のこの音色を楽しみながら韓国で発売された曲の数々を聞きたいと思います。

次は、「Hi Ya Ya 夏の日」です。 

$Kim・Jaejoong Vocal Review

2011年5月15日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

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