Review vol.16 「The way U are」Japanese ver.

※reviewの加筆文は、最後に書いています。





Vocal Review vol.16
「The way U are」Japanese ver.
2006.3.8発売 4th Single「明日は来るから」同時収録
作詞 テフン
作曲 ダニエル・パンダー


韓国で2004.6.22に発売された2nd Single「The Way U Are」の日本語ver.です。

韓国で彼がこの曲を歌ったのは、デビューしてから2枚目。曲でいえば3曲目になります。

韓国Ver.と日本語Ver.を聞き比べてみると彼の声の成長は歴然としています。

日本語Ver.の歌い出しだけ聴くと、今の声と違ってハスキーに聞こえます。
また、「明日が来るから」の歌い出しの声とも全く違う事がわかります。
それで、韓国Ver.を歌ったときと同じポジションに戻して歌っているのかと思いましたが、そうではありませんでした。

この時期は、非常に彼自身の歌の中に迷いが感じられます。
おそらく、楽譜を貰って歌ってみながら、どちらのポジションを使った方が歌いやすいのか試行錯誤していたのではないでしょうか?

すべての音域を歌いこなすほど、まだ新しい頭声の発声ポジションは身についていませんでした。
ですから、声のあたりも悪く、奥へ引っ込んだような感じになり、パンチがききません。

この曲は、歌い出しを担当し、後はすぐ1フレーズ歌っただけでソロ部分はありません。

コーラスしているときの声は、あきらかに以前のハスキーなポジションに近く聞こえます。
ところが実際に韓国Ver.を聞くともっと、ハスキーなのがわかります。

やはり、この時期は、もう以前のハスキーなポジションに戻る事はせず、新しいポジションで歌う事を試している時期といえます。

殆んどソロで歌う事がないので1フレーズの短い発声の中に彼の訓練と成長の足跡をたどって行かなければいけません。

日本活動が始まって、日本語の歌を歌いだして約1年、

彼の声は大きく変わろうとしています。

これからしばらくは、彼の声の変遷を確認していく作業が続きます。


韓国Ver.を一緒に上げますので聞き比べて下さいね。




$ジェジュンに恋してる 
2011年8月4日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

◆「The way U are」韓国版 のレビューはこちら 
⇒ Review Vol.4 「The way U are」



【2017年6月26日 review 追記】

東方神起の曲には、このように韓国語バージョンと日本語バージョンの曲が数曲あります。それらの曲を聴き比べた時、他のメンバーの声にこれというほどの変化は見当たりません。どのメンバーも、韓国語も日本語もどちらも同じ歌声であり、安定した歌声であると言えます。その中で、ジェジュンだけが明らかに歌声が違うのです。これは、今の彼にも当然言えることで、彼は韓国語の歌を歌うときと、日本語を歌うときでは、明らかに発声ポジションが異なります。とくにROCKを歌うときは、大きく異なる。それは、シャウト音や、張り上げる声など、身体を使って、しっかりと歌わなければ歌えないものが多く、とくに韓国語の場合は、正しく発音する場合、どうしても喉に落とさなくては韓国語の発音にならないものがあります。その為、喉を深く大きく空けるというより、少し狭めて歌うことになるのです。
それに比べて、五つの母音しかない日本語では、喉の奧を大きく開けて発声しないと、綺麗な日本語の発音にならない。頭声で歌う彼の場合、特にそのように歌わないと、何を発音しているのかわからなくなります。これは、クラシックやミュージカルの歌手にも共通することで、えてして、発声が上手く行かないと、何を歌っているかわからない日本語を聞かされる、という羽目になりがちです。
彼の日本語は非常に明確で綺麗です。ほぼネイティブに近い発音です。
これは、以前にも書きましたが、彼の口元から顎にかけての骨格が、日本人の骨格と同じ為とも言えます。
また、声帯の種類も日本人の声帯に似通ったものを持っているのかもしれません。そうでなければ、どんなに発声を変えたとしても日本人好みの声にはならないからです。
5人の歌声のうち、彼の歌声が日本人好みの声に作り替えるのに適していると判断したのは、元々の声質に大きな理由があると言えます。
ハスキーで硬い声質を持っている人の場合は、どんなに息を混ぜて歌ってもソフトな声にはならないのです。
声は、指紋と同じで、声紋ともいわれるぐらい、唯一のものなのです。即ち、彼の歌声は唯一無二のもので、どんなに他に求めてもありません。
彼が歌声を失ったら、もう二度と、あの歌声には出会えないのです。
だから、私は、彼に声を大切にして欲しかった。
彼自身が、自分の歌声を唯一無二のものだと自覚し、大切にして欲しかったのです。
彼は、数年前から、マスクを常用するようになりました。
一時期、「どうしてそんなにマスクをつけているの?」と不思議がられるぐらい、室内でもマスクをつけたりしています。
彼の愛用するマスクは特殊なもので、声帯の為には、とてもいいものです。
これをチョイスしたところが、彼の歌手としての天性の勘ともいうべきものなのではないかと思います。
韓国では、病気の人がマスクをつける。即ち、日本のように防備という性質でマスクをつける習慣はありません。しかし、彼は明らかに歌手としての自覚として「喉を守る。声帯を守る」という観点からつけています。
そういう部分一つをとっても、彼が歌手としての自覚にこの数年で明らかに目覚めたと感じるものです。
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こんにちは、初めてコメントさせていただきます。
ジェジュンの歌が大好きなジェジュンファンです。

ジェジュンの歌をずっと聞いていて、日本語と韓国語の歌声があまりに違うこと、日本語の歌を歌うときの声の響き方が独特なこと、日本語の発音がとても明瞭なこと・・・などが気になり、色々と知りたくなって調べていたところ、kukoさんのブログに出会い、ボーカルレビューの記事を拝読しました。

とても興味深く記事を拝見し、プロの方にしか分からないジェジュンの声、歌声について知ることができてとても感謝しています。

横アリのソロコンが大好きでDVDが壊れるくらい見ているのですが、もう一つのブログのほうにコメントさせていただこうとしたらコメントできなかったのでこちらに書かせていただきます。

私は伊藤 由奈さんのPreciousがとても大好きです。
なのになぜかジェジュンが歌うPreciousが心に響いてこない・・・
大好きな歌と大好きな声なのにどうしてだろう?とずっともやもやしていたのですが、kukoさんの記事を拝見してハッとしました。
なるほどなぁと何度も読み返し、DVDをつけてジェジュンの歌声を聴きながらも記事を読ませていただきました。

私はジェジュンが歌う月光が大好きです。
元々好きな歌ですが、ジェジュンが声で作り出す世界感に引き込まれてしまいます。

日本にもカバーアルバムがいくつがありますが、他の方のカバーアルバムは声や歌い方がずっと同じなので途中で聞き飽きてしまうのですが、ジェジュンが歌う歌はそれぞれの「顔」が違うせいか、全く飽きることなく聞けてしまいます。
そのような歌手に出会えたことが幸せです。

私は韓国語を話す、ちょっと低い普段のジェジュンの声が大好きなのですが、韓国語の「守ってあげる」は少しトーンが高いのでしょうか?
日本語の歌を歌っている時のような響きも感じられるのですが、「歌によって声を変えている」といっていた部分にあてはまるのかなぁと考えたりもしています。
厚かましくも「守ってあげる」のkukoさんの日韓比較レビュー、ぜひともリクエストしたいです!

こんな素敵な声を出す人が、今現在限られた空間でしか歌えない、聞いてもらえないというのがとても残念でなりません。
ジェジュンも30歳で一つの大きな壁を乗り越えたので、なんとか頑張ってほしいと思っています。
ジェジュンの歌がずっと聞ける・・・そんな時間がくることをずっと待ち望んでいます。

お忙しいかと思いますが、ブログの更新楽しみにしています。
長々と失礼いたしました。