Review Vol.8 「HUG」Japanese Ver.



Vocal review Vol.8
「HUG」Japanese Ver.
2004.11.25 来日記念Single「HUG」

作詞 Kenn Kato
作曲 Chang Hyun


この来日記念盤でJJは「東方神起」のメンバーとして初めて日本語を歌いました。

本格的に日本でデビューする約5ヶ月前の事です。

JJの歌い出しから始まるこの曲は、JJペンにとっては堪らない一曲ですね。


「この想いを伝えたいのに Ooo baby

なぜか素直に声に出せない、いえないよ…


この『なぜか』の発音が
どうしても『なじぇか』になってしまう可愛いJJがいます。

そして日本語Ver.で聞くと本当に彼の声がまだまだ幼くて痩せた少年の声だという事が
とてもよくわかります。

JJという人は、母国語の韓国語もそうですが
とても言葉の発音が鮮明です。

どの国の言葉を歌っても言葉が非常に明瞭です。

それは、この人が言葉の発音というものに対してなるべく正しい発音をしようと心がけているからに他なりません。

彼の歌う日本語の歌は、どれも歌詞がとても鮮明で、「なんて歌っているんだろう…」と思ったことは殆んど記憶にありません。
日本の歌手ですら、何を歌っているのかわかりにくい事が日本語において多々あります。
それくらい、日本語というものは歌に不向きな言葉です。
その日本語をいつも見事に歌いきる…

そんな彼の唯一苦手な発音が『ぜ』ですね…

いつもなじぇか『じぇ』になってしまいます(笑)

私も気に入ってよく使います^^
JJペンならみんな使う『じぇ』(笑)

その記念すべき第一声の『じぇ』の発音を聞くことが出来る曲です^^

ちょっと脱線してしまいましたが…

この頃のJJの声はどうだったでしょうか?
今まで、私達は彼の韓国で発売された7つの曲を聞いてきました。
その7曲の間に彼の声がどんどん変わって行く事を知りました。

この11月は、ちょうど、韓国で1stアルバムが出て、Christmas Song集が出るまでのちょうど中間の時期です。
JJの声が少し伸びやかになってきて、それでも曲によっては上手く歌えたりそうでなかったり…
一番安定していない時期でした。

この日本語Ver.の「HUG」には、彼のその伸びやかな声よりはどちらかといえば、ハスキーな声が目立つのではないでしょうか?

言葉を正確に発することにとても神経を使い、デビューした頃のポジションで歌っていますね。
その方がこの曲に関しては、彼として安定感があるのでしょう…
それでも韓国Ver.よりは、声が幾分か伸びているように思います。

韓国語・英語・日本語と3つの言語によって歌われた「HUG」は、
英語Ver.が一番、彼の声の伸びやかさを引き出してくれた…そういう事になりますね。

では、「HUG」の韓国語・英語も一緒に聞いてみましょう!

次回からは、いよいよ日本デビューに入って行きます。





$Kim・Jaejoong Vocal Review


2011年7月4日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

◆「HUG」韓国版 のレビューはこちら 
⇒ Review Vol.2 「HUG」

◆「HUG」International Ver. のレビューこちら
⇒ Review Vol.6 「HUG International Ver.」

Review Vol.7 Magic Castle


Music Bank-Magic Castle+Santa Claus Is Coming To Town
(残念ながら、現在この動画は再生できなくなっています)
                     
Vacal Review Vol.7 Magic Castle
「The CHRISTMAS SONG from 東方神起」収録   
2004.12.6発売

作詞・作曲  キム・ガンジン




JJがデビューした年のX'masソングです。
これは、前回の第1集アルバムから2ヶ月後に発売されたChristmas song集に収録されたオリジナル曲です。

映像を2つ上げました。
最初のは、KBSの音楽番組に出演した時の映像で、2つ目は、ご存じのとおりオルアバ1に収録されているものです。

KBSの方は最初に「Magic Castle」を歌い、その後アカペラで 「Santa Claus Is Coming To Town」を歌っています。
(残念ながら、現在この動画は再生できなくなっています)

この曲2つをよく聞き比べてみると、前回私がお話ししたJJの初期の歌唱の特徴がはっきり表れています。
すなわち、「HUG」の韓国Ver.とInternational Ver.に如実に表れている言語による発声ポジションの違いです。
その発声ポジションによってJJの声がハスキーになったり、非常にソフトで伸びやかな声になったりするという不思議な兆候がこの2曲にもはっきり表れています。

前回のコメント欄で「発声ポジション」という意味がわからなくて検索した…という事を書いて下さった方がいます。

今日は、この発声ポジションというものについて、少しお話ししたいと思います。



「発声ポジション」について

歌手は、どんな歌手でもその人それぞれの一番歌いやすい…つまり発声しやすいポジション「発声の場所」を持っています。
「発声場所」というのは、歌を歌ったときにその人の声が最大限、綺麗に響く場所の事をいいます。

これは、人それぞれ全部違います。誰一人として同じ場所はありません。
なぜなら、一人一人みな声が違い、顔の骨格も違うからです。

歌手は、正しい発声をしている人はみな、顔の口から上部鼻骨や頬骨部分、さらにおでこから頭にかけての骨格の空洞に声をあてて共鳴させて歌います。
その発声が出来なければ、よほど声帯が丈夫な人でなければ長時間歌っていれば声を潰します。
潰しても尚且つ、歌い続ければ無理な発声によって声帯にポリーブや結節(声帯の端に出来る太い節のようなもので声帯が綺麗に合わさらなくなる障害)が出来、酷い場合は手術によって取り除くことになります。症状としては、かすれた声になりますね。

少し話がそれましたが、そのような状況を避けるために歌手は、皆、自分の声帯に一番負担がかからず綺麗な声で響き、歌うことのできるところを捜します。
この作業は、大変なものです。
ほとんどの練習時間をこのポジションが身につくまでは費やさなくてはいけません。

ですから、まだ歌う技術が未熟で発声ポジションが一定しない時には、その歌その歌によって、ポジションがあっちへ行ったりこっちへ行ったりします。
「この歌では綺麗に歌えているのに、こっちの歌では、余り綺麗に歌えていない…」
そういう状況が、一人の歌手の中に起こります。
それは、メロディーの難易度だったり、歌詞によったり、言語の種類にも影響されます。

この時代のJJの歌は、残念ながらとても上手とは言えません。
そしてまさに、この時代のJJが、発声ポジションが曲によって、あっちに行ったりこっちに行ったりしているのです。


アカペラVer.では実に伸びやかに歌っています。そして、全体に音程が下がり気味なところを敏感に察知して、JJだけがソロの時に音を意識して高めに取っています。
きっとこのまま自分も他のメンバーと同じように低めにとれば、ハーモニーが壊れ(すでにちょっと不協和音が聞こえます)とんでもないことになると思ったんでしょう…。
意識して自分の所で音を高めに取ることによって一応、下がり気味のハーモニーに歯止めがかかりました。こういうところは、優れたセンスが見えます。
完全に彼によってこのヴォーカルアンサンブルは成り立っているということがはっきりわかります。
それは彼がメンバーの中で一番音程が正確だからです。
おそらく彼は絶対音感の持ち主なのではないかと思いますが、確かめたわけではありませんので何ともいえません。
発声テクニックはまだ未熟ですが、後に歌が上手になる可能性の片鱗は垣間見えていますね。


とても興味深いことですが、韓国語の歌の時の彼の発声ポジションと英語の時のそれとでは、あきらかに違うのです。
そして、日本語においては…

これは、これからのReviewの楽しみにとっておきたいと思います。

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2011年7月4日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

Review Vol.6 「HUG International Ver.」 


↑ 動画の再生が始まるまで、30秒お待ちください。

Vocal Review Vol.6
「HUG」International Ver.


1st アルバム「TRI-ANGLE」収録  2004.10.22

作詞 Ken Kato
作曲 パク・チャンヒョン


この曲も1stアルバム「TRI-ANGLE」に収録されています。

この曲は、最初に韓国語Ver.次にInternational Ver.そして最後に日本語Ver.が発売されました。
同じ曲を時期をずらして別の言葉で録音されるのは、とても珍しいですね。

私は、International Ver.は日本デビューの時に録音したとばかり思っていましたが、その半年も前に録音されていたのですね。


いずれ日本語Ver.をしなくてはいけないのですが、このInternational Ver.で、彼の声は韓国語Ver.とは比較にならないほど伸びやかに歌っています。

これは、この時期に他の曲を喉声で歌っている人物と同一人物とは思えないほど、綺麗な伸びやかな発声です。
不思議ですね。
どうして、こんなに伸びやかな声なのでしょうか?


原因として考えられることの一つに言語があります。
彼自身も3voicessで語っていたように韓国語と日本語では、発声ポジションを変えているのです。
彼は、ことばを正確に発声するために練習していく過程でこのテクニックを独自に身につけたのではないかと思います。

なぜなら、他のメンバーにその兆候はなく、実際ポジションを変えているメンバーはいません。
JJだけが、その方法を身につけました。

韓国語には皆さんも知っているように激音や合成母音のように喉元を使って発音する独特の音があります。日本語にはない発音ですね。また、子音で終わる単語も多いです。
そのような言葉を歌う時、正確に発音しようとするとどうしても喉元にポジションを取ることになります。

それに比べて英語の発音は子音で終る単語はあったとしても激音や合成母音は少ないです。

彼のこの曲の声を聞いていると後の日本語の曲のポジション取りに非常に似ています。

そのポジションでの歌、彼の伸びやかな声の第一歩がこの曲だと私は思うのです。

皆さんも是非、聞き比べて下さい。

出だしの声の違いは歴然としています。





この曲でなんとなく身に着けたポジションが彼のその後の歌手人生に大きく影響を与えたことは明らかです。

これを彼自身が自覚して身につける努力をしたのか、それとも喉に負担をかけまいと考えながら歌っているうちに自然に身についたのか、それは本人に聞いてみないと分かりませんが、歌のテクニックというものは、1度出来たことは、必ず身体が覚えていて出来るようになります。
偶然出た声であっても、それは身体がどこかで覚えているのです。

確かなことは、偶然出来るようになってもそれを自分のテクニックとして定着させるには、並大抵の努力では出来ないということです。

それが人間の感覚の不思議なところです。

JJがこの発声で歌った10月以降、彼の歌がどのように変化していったのでしょうか?


彼のBESTの発声ポジションは、クラシック歌手のポジションに非常に似ています。
クラシックの発声を勉強したことのないPOPS歌手でこのような発声をしている人を私は他に知りません。

彼のBESTコンディションの歌声は、オペラ歌手の発声と似ています。
そして、身体を使って歌う方法は、まさにクラシックの発声なのです。

そのテクニックをいつどうやって身につけて行くのか…これは、日本語の歌のポジション取りに大きな秘密が隠されているように思えて仕方がありません。

まだしばらくは、彼の1年目の韓国活動を楽しみたいと思います。


$Kim・Jaejoong Vocal Review


$Kim・Jaejoong Vocal Review

2011年6月16日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

◆「HUG」韓国語版のレビューはこちら
Review Vol.2 「HUG」

◆「HUG」日本語版のレビューはこちら
Review Vol.8 「HUG」Japanese Ver.

Review vol.5「Whatever they say」





Vocal Review vol.5 
「Whatever they say」  
「The Way U are」同時収録曲  2004.6.22発売

「Whatever they say」(Accapella version)
1st アルバム「TRI-ANGLE」収録  2004.10.13発売

作詞 Young-hu Kim Daniel Roman           
作曲 Young-hu Kim William pyon


前回の予告で「Hi Ya Ya 夏の日」を次回にすると言いましたが、私の勉強不足でした(笑)
「Hi Ya Ya 夏の日」の前に重要なアルバムの存在に気づきました。

私は、最初このVocal reviewをJJのシングルCDでの時系列で追っていくつもりでした。
けれどもJJの歌唱は、2004年と2005年では、大きく変化しています。
シングルだけでは、彼の声の変化について行けないような気がしました。
それで、映像が残っている曲に関しては、なるべくアルバムの曲も取り上げることにします。

シングルでは、前回取り上げた「The Way U Are」の同時収録曲であり、4か月後に発売された1stアルバムに収録されたこの曲アカペラVer.で彼のVocalのこの頃の特徴がはっきり出ています。

さて、「Whatever they say」は、STUDIO映像とアカペラVer.を上げました。


この曲は、その後コンサートでも何度も歌われていて映像もたくさんありますが、どれも初期の頃のもではありません。初期のJJの歌唱が入っているのは、STUDIO映像とオルアバ1に収録されたこの映像しか見つけられませんでした。

アカペラの方が彼の歌唱の特徴がよくわかりますね。時期的には、STUDIO映像の方が早いと思います。

そして、STUDIOでは、高音を歌い終わった後に喉が痛かったのか、思わず喉に手をやるJJの姿が見られます。とても可愛いですね(笑)

本当に少年の歌です。

彼はこの曲でメインヴォーカルを取っていますね。
最初から最後まで万遍なくソロパートを担当しています。

この彼の声を聞いて皆さんはどう思われたでしょうか?

中音域の声、高音域の出し方、低音域の音色…
とても今の彼の声とは思えない音色をどのパートも奏でています。

全体に頻繁に出てくる中音域は、今の音色と違い、ハスキーです。これは、前回も述べたように彼本来の音色というより、喉で歌っていることによって生じる疲労から来るハスキーな音色です。
睡眠不足や身体の疲れからでも声がこのようにハスキーになります。

中盤に出てくる何カ所かの高音は、今と全く違いますね。細い頼りない裏声です。
とても綺麗な声ですが、この声では力強く歌うことは困難です。

そして、裏声のメロディー展開と同時に出てくる低音域…。
これは、とても太くしっかりとした声でどちらかといえば、女性のアルトの音色を感じさせるような少年の中性的な声です。

この頃のJJの特徴は、声にビブラートが全くありません。
今の彼の声の美しい響きを奏でるビブラートが全くないのが特徴です。

そして、低音域は太くしっかりとした声、中音域はハスキーな声、高音域は、裏声を使った細く綺麗な声です。

このように3種類の声を使い分けています。

この曲の彼の担当しているメロディーラインは、音域が非常に広く、高音域から低音域まで実に変化するメロディーです。
そこを3つの声色を使って無難に歌い上げていますね。
そして、どの音域も音程が非常に正確です。
ここのところは、きちんと何事にも妥協なく取り組む彼の姿勢が見え隠れします。

歌手は、歌に性格が出ます。
歌に対する姿勢は、その人の性格そのものです。
そして、歌を聞けば大体、その人の人となりがわかると言われています。

ステージに立つとその人の性格や普段の生活が見え隠れします。

JJは、とても自分に厳しく真面目で物事に誠実に取り組みます。
それは、歌を聞けばわかりますね。
そして、優しい心も溢れ出ています。
若い頃の苦労は、歌手KIM・JAEJUNGを大きく育てることに必要だったと思います。
ですから、少年の無邪気さの中に彼のやさしさや真面目さや誠実さが溢れた歌を奏でているのでしょう。


この曲では、まだまだ今のように身体を使った発声になっていません。

彼の声の変化は、この後、少年の身体から青年期に入って行く過程ではっきりと目に見える変化を遂げていくはずです。

この少年の声をあとどれくらい私達は楽しめるのでしょうか?


次回曲は、予告しません。

皆さんで予想してみて下さいね。


$Kim・Jaejoong Vocal Review


2011年5月24日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

Vocal Review 番外編「JJのソロアルバムを作るとしたら…」


この企画は「ジェジュ恋」で昨年12月(2010年)に行いましたその時の結果報告の記事です。

今、あちらではJYJに歌ってほしい曲のアンケートを取っています。
近々、JJに歌ってほしい女性歌手のアンケートも取ってみようかと思っています。

皆さんの思いとどうですか?
本当に近々ソロアルバムが出るといいですね…

以下は、その時の過去記事です。

「ジェジュンに歌って欲しい曲アンケート」の結果発表ビックリマーク

その前に、ちょっと選考基準の話
今回、候補に挙がった曲は、全部で58曲に上りました。
それくらい、多くの曲を皆さんが、彼に歌ってほしいと思われたのと、彼がそれぐらい多種多様な曲を歌えると考えられているという証拠ですね音譜


選考にあたって、今回は、まず、女性歌手の曲は、外しました。
(次回、女性歌手の楽曲のアンケートをとっても面白そうです。)

まず、1番リクエストが多かったのが、「レニーブルー」で、6票でした。
次に、尾崎豊の「I LOVE YOU」の4票でした。

その後は、2票獲得の楽曲が10曲続き、同じ歌手で違う楽曲が続きました。
選考にあたって、私は、これらの曲すべてを聞き、彼がその楽曲を歌っている声がイメージ出来るかどうかで選出しました。

面白かったのは、Mr.Chirdrenの楽曲です。
彼の声質とは全く違うにもかかわらず、「GIFT」だけは、すぐ、イメージ出来ました。
また、B‘zは、案外すんなりイメージ出来ました。

以外に難しかったのが、平井堅とコブクロです。
どちらもたくさんのリクエストがあり、彼の声に合っているように思いましたが、実際に聞くと難しいものがありました。

こうやって、選んだ曲8曲と彼の日韓英のソロ曲とTHANKSでのソロ曲、また、彼の自作曲と私がもう1度聞きたい曲を合わせた15曲を彼のソロアルバム曲に選出しました。


では、結果発表ですラブラブ


ジェジュ恋がお届けする

「KIM・JAEJUNG ソロアルバム」


1. レニーブルー(徳永英明)
2. I LOVE YOU (尾崎豊)
3. missing (久保田利伸)
4. 瞳を閉じて  (平井堅)
5. GIFT      (Mr.Chirdren)
6. 言葉に出来ない(小田和正)
7. 風        (コブクロ)
8. いつかのメリークリスマス(B‘z)

9. Forgotten Season(韓)
10.TO YOU ITS GOODBYE(韓)
11.君のために(韓)
12.STILL IN LOVE(英)
13.I HAVE NOTHING(英)
14.Maze
15.忘れないで




いかがでしたかはてなマーク
あなたが、選んでくださった曲は、入っていましたか?

因みに、私が歌ってほしい曲は、

1.I LOVE YOU
2.missing
3.いつかのメリークリスマス でした。

どうしてももう1度聞きたい曲は、I HAVE NOTHING です。

選んでくださった曲が入っていなかった方、ごめんなさいビックリマーク
これは、あくまでも私の好みなので、それぞれ皆さんで楽しく妄想してくださいねラブラブ

選考するためにいろいろな曲を聴きながら、彼の声を想像するのは、とても楽しかったですビックリマーク
ありがとうございましたラブラブ

いつか必ず、実現したいですね…彼のソロアルバム音譜

ジェジュンに恋してる 

2011年5月20日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

Vocal Review vol.4 「The Way U Are」





Review Vol.4  「The Way U Are」    
2004.6.22発売

作詞 テフン
作曲 ダニエル・パンダー

さて、第4回目は「The Way U Are」です。

この曲は、皆さんもご存じのとおり、韓国Ver.と日本Ver.がありますね。

新米ペンの私は、今回初めて韓国Ver.を真剣に聞きました。

とても興味深かったです。

JJの声が日本Ver.を聞きなれている私には、とても新鮮でした。

そして、この曲ぐらいからやっと、苦労しなくても彼の声を聞き分けることが出来るようになりました。
この頃のJJは、とてもハスキーvoiceです。
この曲の歌い出しの声を日本ver.と聞き比べてみて下さい。
とても同一人物とは思えません。

JJの声は、「My Littre Princess」の時よりどの音域も安定していますね。
それは、この曲のメローディーラインがまた、JJの安定音域に被っていることと、高音域が少し伸びました。
しかし、全体的にハスキーvoiceです。
JJのハスキーvoiceは、単なるハスキーvoiceではなく、非常に甘さを含んだ声です。
声の出し方をまだ習得できていない過程でのハスキーさで、もともとの声がハスキーなのとは少し違います。
もちろん、少し地声にハスキーさはありますが、そんなに取り立てるほどの特徴には思えません。
それは、オーディションの声を聞くとわかります。
もともとの声は、甘くつややかな音色です。
この頃、ハスキーなのは、身体を使わず、喉だけでマイクを頼りに長時間歌うからです。
よく喉が潰れなかったと思います。
残念なことにこの頃の曲は、歌い出しはJJでも後にメインヴォーカルと言われるほど曲の殆どのサビを歌い切っていた頃と違って、余りソロパートを取っていません。
それが、返って彼にはよかったと思います。
この頃にメインパートをソロでガンガン歌わされていたら、正しい発声が身につかず、間違いなく喉声で歌い、声帯を痛め、喉を潰して本当にハスキーvoiceになっていました。
ですから、私達には残念でも、余りメインパートを歌わせてもらえなかったことが、後に彼にとってはいいことになったと思います。
また、韓国語の発音を正確にする為に、若干喉にかかったポジションでの発声が多くなりますね。

高音域にメロディーが入っていく箇所が2カ所ほどありますが、裏声を使っています。
この頃のJJは、他の曲でも裏声を使っていますね。
今からは、想像できない出し方です。
細く綺麗で、少し不安定な裏声ですね。

現在のJJは、身体を見事に使って高音域を歌い上げます。
基本的に裏声は使っていません。
ですから、あのような伸びのある、そしてエネルギッシュでパワフルな高音域が出ます。
強靭な腹筋を見事に使い切りますね。

そのような発声をしている限り、喉を傷める、喉を潰す…そういう心配は全くありません。
ただ、睡眠不足や過労…またこれは、ちょっと彼には苦言ですが…喫煙・深酒…そういうものによって、歌手は声帯を痛めます。
この辺りの管理は自分が一番よくわかっているはずです。

人間の声は、機械ではありません。
身体を使って歌う技術を習得できるかどうかが、その歌手生命を非常に左右します。

私は、こと発声という点においては、彼に対して全く不安を持っていません。
それくらい現在の彼の発声は、非常に素晴しいと思います。

ですが、この頃はまだまだ、身体が全く使えていませんね。
ですから、裏声で歌っています。

高音の声だけを裏声で一生懸命歌っていますが、身体は声とバラバラの動きをしているように見えます。腹筋は、ダンスにだけ使っているようです。

いつから、あの身体を使った高音が現れるのでしょうか?


この頃のJJの声がとても好きという人がいます。
JJのハスキーvoiceは、韓国では、男性に好意的に受け入れられる声質と聞きました。
このまま、彼が日本語の歌を歌うことなく、現在に至っていたならどのような声で歌っていたのでしょうか?

彼が、仮にこのようなVocalグループに所属したのではなく、男性の好むROCK BANDにでも所属していたなら、私達は、Mazeのようなエネルギッシュに飛び跳ねているKIM・JAEJUNGという歌手を見たかもしれません。
それでも、彼はきっと素敵な歌手になっていたでしょう!
そんな彼の姿を想像するとワクワクします。


非常に透明感のある声に少しずつ、色が重ねられ始めた頃…。
後のJJの多くの声色を形作る1番基本の色。
それがこの時代の彼のvoiceです。

しばらく私達は、彼のこの音色を楽しみながら韓国で発売された曲の数々を聞きたいと思います。

次は、「Hi Ya Ya 夏の日」です。 

$Kim・Jaejoong Vocal Review

2011年5月15日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

Review vol.3 「My Little Princess」


Vocal Review vol.3 
My Little Princess 
  
2004.1.14 HUGと同時収録


作詞 ペ・ファヨン
作曲 ファン・ソンジェ





Vocal review vol.3は、 My Little Princessです。

2つ動画を上げました。

1つ目は、伴奏つき、2つ目は、アカペラバージョンです。


この2つを聞いて私は、JJの初期の歌の特徴を掴みました。

とてもいい部分とちょっと努力して直してもらいたい部分とがあります。


この曲は、HUGに比べてメロディーラインが低いですね。
ですから、JJにとっては、ちょっと声のコントロールが難しくなりました。

JJの1番いい中音域の響きは、HUGのメロディーラインです。
あのキーの高さだと彼は、無理なく響きを充てることが出来ます。
それに比べて、この曲は、4度も低くなっています。
これは、しんどいですね。
ですから、響きを当てるのに苦労しているところが垣間見えます。

それでも持って生まれた響きが健在で歌い出し4小節は見事です。
彼の特徴である甘い綺麗な声は、ここでも低い音域の中で健在です。
時々、堪らないほど甘美な音色を奏でます。

そして言葉の入りも完璧ですね。曲の雰囲気を壊さないように甘くソフトに入ってきます。
HUGの明快な入りとは全く違った入りです。
この人のこういう感性、曲の雰囲気を的確に捉えて、其れに合った歌い出しを作ってくる…こういうところは、持って生まれた感受性の問題です。教えられて身につくものでは決してありません。
そういう天性の感受性に関しては、JJは素晴しいと思います。ですから後にあれだけの曲を作ることが出来ているのではないでしょうか?
その特性が、この時点で見事に発揮されていますね。
これは、アカペラバージョンを聞くと一層顕著にわかります。そして言葉の処理能力が秀でているのもわかりますね。

歌は、歌の出だしが1番難しいと言われています。
第1声の出だしに歌手は、すべての神経を集中させる…と言われるほど、気を使います。

なぜなら…
聴衆は、第1声でその歌手の力量を見破るからです。
「いえいえ私は、プロではないし、そんな見破るなんて…」と思われる方も多いと思います。
でも、実はみんな、見破っているのです。
あなたが、初めての歌を聞くとき…
あなたは、その歌手の歌い始めの声に神経を集中させませんか?
きっと「どんな歌だろう?」「どんな声だろう?」と無意識に神経を集中させているはずです。

それと同じで、歌手は、第1声を自分の耳で確かめながら、自分の声の調子を判断します。
グループで歌う時は、他のメンバーは必ず聞いています。
その声の調子に合わせて歌っていかなければなりません。
特にアカペラは、第1声ですべてが決まる…というほど重要です。
その歌い出しを彼が担当しているのは、彼の音程の正確さです。

彼は、音程が非常に安定しています。
ですから、ハーモニーを作りやすいのです。

そんな彼ですが、この曲は苦労していますね。
何故、これだけメロディーラインが低い曲が作られたのかわからないですが、彼以外のメンバーに合わせているということも十分考えられます。

ソロパートが大きく分けて4カ所あります。何故か彼が歌うのは、前半から中盤にかけて集中していて、後半転調されキーが上がってから彼の登場はないです。

最初の出だしは非常に綺麗に歌っていますが、私は、この曲で彼のこの時点での課題を見つけました。
それは、今、彼が最も得意としている高音域の発声です。
この曲で、HUGよりも上のキーを歌っている箇所が何カ所かあります。
そのすべてにおいて、少し当たりが悪くハスキー気味になります。
これは、彼の音域がここまでしか使えない状態を表しています。
特に、中盤47~50小節目(アカペラでは25~28小節目)の低音域から高音部分への移りの部分で、今の彼の声からは考えられないような発声をしています。

最初、私は、この曲を運転しながら聞いていました。
誰が歌っているかわからなかったです。
それで、もう1度聞いてみました。
そうすると、どうもJJの声のような気がするけれども自信がなかったです。
それで、車を止めて映像を確認しました。

正直ちょっと驚きました。
なぜなら、彼に似つかわしくない高音部の発声だったからです。
そして、彼が「僕は、中学2年生頃まで音痴でした。」と言った意味がわかりました。

音痴というのは、よく歌の自信がない人が「私は、音痴だから…」と言いますね。
でも聴力に問題がない限り、「音痴」は存在しません。

よく言う「音痴」とは、歌う時に音の高さが合っていない人の事を言います。
音程が下がっていたり、上ずっていたり…ようするにきちんと嵌っていない状態で歌い続けている人を音痴と言います。
実は、高い部分や低い部分の声を出すためには、少し訓練が必要になります。しかし、正しい訓練さえ受ければ、音痴は存在しません。(機能障害がない限り)

人間は、持って生まれた音域が広ければ、そんなに苦労しなくても大抵の音は出ますし歌が歌えます。
でも持ってい生まれた音域が狭ければ、努力して音域を広げていかなければ歌は歌えません。
小さいとき音痴でも成長するとともに音痴じゃなくなることがよくあります。
それは、身体の成長と共に声帯も成長して音域が広がるからです。

その成長段階に彼の声がありました。
ですから、この頃のJJの高音域は、ほとんどまだそんなに使える声ではなかったのだと思います。
事実、高音部は、下から突き上げたような発声になり、腹筋も使えていないし、喉だけで歌っています。そして、ピッチもやっとの思いで高い音に合わせている…そういう無理な発声の仕方です。
今の伸びのあるJJの高音域からは想像もつきません。
それで、歌う時は、ミドゥルパート(中音域)を担当していますね。
そして、他のメンバーもまだそんなに高音域が伸びていなかったので低めのメロディーが多いのだと思いました。

この曲を聞いて、私は、彼が努力して努力して高音域を伸ばしてきたのだとわかりました。

いつ頃からあの伸びのある高音域が登場するのか、とても興味があります。


そして、彼が真面目で歌に向き合う性格だということがよくわかりました。

彼ほど歌唱力が変化したメンバーは、他には見当たりません。
本当に真面目で努力家なんだと思いました。
前回にも書いた通り、彼の素直さと真面目さ。
これは、最強の武器です。
こういう人は、絶対に伸びます。

正しい発声とテクニックさえ教えれば、自分で努力を積み上げて勝手に伸びていく人です。

本当に素直だったんだな~と思いました。

そして、その性格は、今も彼の中に脈々と流れていますね。
彼のような歌手の軌跡を辿る機会が持てて、私は感謝します。

私の勉強になります。
彼からは、教えられるところが本当に大きいです。
彼という人に巡り合えて良かったと思いました。


次は、The Way U are です。

$Kim・Jaejoong Vocal Review

2011年5月13日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

Review Vol.2 「HUG」

Vocal Review Vol.2
デビュー曲 HUG
2004.1.14 韓国発売


作詞 ユン・ジョン パク・チャンヒョン
作曲 パク・チャンヒョン



この曲は、韓国で2004年1月14日に発売されました。(舞台初出演は2003年12月26日)
「東方神起」のデビュー曲です。

ジェジュン18歳の時の歌声です。

JJは、この曲の中で、最初の出だし16小節と最後とのソロを取り中間に1フレーズだけソロを取っています。
この曲の構成は、デビュー曲ということもあり、万遍なく全員がソロを取る構成になっています。
大変親しみやすく覚えやすいメロディー構成になっていますね。

JJの声は、オーディションを受けてから、3年後の歌声です。

彼の1番安定している中音域の歌声がちょうどメロディー音域と重なっていて非常に安定した響きを奏でています。オーディションの頃に比べるとただ単に細く綺麗だった声が、若干しっかりとした芯のある響きの声に変わっていますが、まだまだ少年の声です。やっと自分の声に自信を持ち出して歌い始めたというところでしょうか。
まだまだ自分の声を披露して朗々と歌い上げていくという自信に満ち溢れたものではありません。
そうっと自分の歌をとにかく頑張って歌ってみますから、聞いて下さい…的な印象です。
すごく性格がでていますね。


彼のパートは、大きく3か所です。
最初の出だし16小節。
これはデビュー曲として、「東方神起」というグループの歌い出しでもあります。
この部分を彼が取っているということは、このグループの歌声は、『彼の音色で行く』というメッセージですね。
事実、途中彼以外のメンバーがたくさん歌いますが、最後はやはり彼の声で終わっています。
これは、彼が単にビジュアル的にセンターを取っているから…ということだけではなく、彼の声にメインヴォーカリストとしての「華」があるからに違いありません。

また、コーラス部分でもメロディーが中音域に入ってくると彼の声の音色に全体の声の音色が変化します。
それくらい彼の中音域は、特徴的な響きを持ちます。
その彼の1番いい部分を見抜いて彼がメインの楽曲構成になっていますね。

また彼の特徴である歌い出しの言葉の入りの部分(私達はセンテンスごとの歌い出しの部分をこう言います)を自然にとてもソフトに入ってきます。
歌い出しの言葉の子音(この曲で言うなら、H音になります。)がとてもきれいに入っていますね。H音の場合、強すぎたり弱すぎたりととてもコントロールが難しい子音の1つですが、綺麗に処理しています。
こういうのは、もう持って生まれたセンスとしか言いようがないところです。
仮に教えられたとしてもそのテクニックを自分の中に取り込み沢山の言葉に応用していくセンス、そして真面目さです。
真面目さがないとどんなに秀でた才能を持っていても伸びません。

彼は、歌手部門でオーディションに合格したのではなく、容姿部門で優勝しました。
彼自身も中学2年くらいまで音痴だったと言っています。

その音痴だったという片鱗は、この曲ではなく、次の2曲目「My Little Princess」に垣間見ることが出来ます。

彼の最大の武器は、素直な性格。
これに尽きると思います。
これがあったから、KIM・JAEJUNGは、ここまでの歌手になったのだと言いきれます。

次のReviewは、「My Little Princess」です。

$Kim・Jaejoong Vocal Review


$Kim・Jaejoong Vocal Review

2011年5月13日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

◆「HUG International Ver. 」のレビューはこちら
Review Vol.6 「HUG」 International Ver.

◆「HUG」日本語版のレビューはこちら
Review Vol.8 「HUG」 Japanese Ver.

Review Vol.1 SMオーディション「その痛みまで愛したの」

Vocal Review vol.1 
「その痛みまで愛したの」
 



まず、最初に取り上げるのは、彼のSM練習生になる為のオーディションのvocalです。

オーディションは、ジェジュンが中学3年生16歳の時です。

曲目は、チョ・ジョンヒョンの「その痛みまで愛したの」

この歌を聞くと、彼の声質の1番安定した部分、すなわち中音域が、今の声とほとんど変わらないことがよくわかります。

私は、以前vocal reviewにも書いたことがあるのですが、彼の持っている音域の中で最も安定しているのが中音域です。

この声だけ聴いていると、もともと彼の声はバリトンだったのではないかな…と感じます。
バリトンとは、男性の3つの声域、すなわち、テノール(高)バリトン(中)バス(低)の中のちょうど真ん中に位置するものです。

彼の声は、バリトンの中でもハイバリといって、高い方のバリトンのように思います。


これは声域の話ですが、一方声質は、非常に柔らかく伸びのある音色をしています。

16歳(日本でいう15歳)というのは、男性では、完全に変声期を終了している時期ですね。

ジュンスが変声期終了まで10年かかったというのは有名な話ですが、普通男性の変声期は、12歳前後から始まり14.5歳には終了しています。

ですから、大体中学3年生では終了していると考えるのが普通です。


彼の声を聞いて、最も興味を引いたのは、彼の声が伸びやかな声質とテノールのような音色を持っているところです。


普通、テノールのように高音域を持つ人は、中音域がとても不安定で、特にレッスンをしてない素人の場合、響きが当たらず息が混じったような声になるのが特徴です。

プロとしてやっていくとき、テノールの人は、中音域を最も鍛えます。

中音域に響きが乗らないと、得意な高音域では綺麗な響きで魅了することが出来ても、その他の音域では別人のような声になり、歌手としては認められません。


彼の場合、とても細く伸びやかな高音域の片鱗が見えます。

全体に声がまだ弱々しく、身体を使わずに持って生まれた声と息だけで歌っているのがよくわかります。

全体の声は、細く伸びやかなテノールの様子なのに中音域だけは、バリトンのような声質をしています。

今とは、比べものにならないくらい弱々しい細い声ですが、中音域だけは、見事に正しいポジションで響いています。


ここが、KIM・JAEJUNGという人の声の不思議なところなのです。


この声を聞くと専門家は、「伸びる」と感じますね。


まず、変な癖が全くありません。

発声において、自己流の癖を持っていると教えるとき、教え手はとても苦労します。

でも彼は、素直に癖のない綺麗な発声をしています。

息の流れに載せて、自然に発声しています。

この時点で、彼は特別に何もレッスンを受けていないはずですから、これは天賦のものと言わざるを得ません。


歌に自信のある子どもは、皆、歌いすぎて何がしかの自己流の癖を持っている人が多いのですが、彼は、恐らくそこまで歌いこんでこなかったのではないでしょうか。


そして重要なのは、彼の中音域がもともと発声のポジションに当たっているということです。

稀に何も教えられなくても、鼻や頬骨の構造によって、中音域の発声ポジションに声が当たっている人がいます。

そういう人は、皆がとても苦労して身につける中音域の響きを簡単に手に入れることが出来るのです。

彼のこの時点での中音域の音色は、そんな感じがします。


そして、歌手としての魅力として成功するかどうかの鍵は、「声にがある」かどうかです。


「声に華がある」というのは、どういうことでしょうか?


教え手は、まず「歌手になりたい」という人間に出会ったら、声を聞きます。

歌の上手下手ではありません

その人が持っている声がどのような声なのか、ただその1点です。


「声」というものは、よく犯罪捜査でも使われるように「声紋」といって、指紋のように1人1人、皆違うものです。

全く同じ声の人は、この世の中に存在しません。

これだけは、持って生まれた神様から与えられたものです。


これが、歌をする人にとって、特にプロを目指す人にとっては最も重要なものになります。

「声に華がある」というのは、その人の声が他の人とは違う、どこか聞く人の心に心地よく残る声というよりも、もっときらびやかで印象に残る声ということです。


よく私達の世界では、「歌い手は、背中にバラをしょって歩け!」と言われます。


ステージへ出た瞬間、まず多くの観客の目を惹きつけなければなりません。

そして、次に第一声。

この第一声で勝負は決まると言われるほど、その人のvocalにとって重要なのは、「どんな声をしているか?」です。


どんなにテクニック的に秀でていても、声に魅力がなければ聴衆の心を惹きつけることはことは出来ません。

テクニック的に未熟であっても、その人の声が魅力的なら、聴衆はテクニックのことなど何処かへ忘れて「上手かった!」と評価します。


多くの聴衆を惹きつけることのできる声を持って生まれたかどうかで、歌手として成功できるかどうかのカギの1つを手に入れることが出来るのです。


その魅力的な声、鍛えれば「華」になり得る声、そして癖のない発声。

この重要なものを彼は、この時点で持っていました。


鍛えがいのある才能だと私は、思います。


それは、きっとsm関係者も見抜いたはずです。


これが、彼の現在のvocalの原点ですね。


でも本当に擦れていない、素直な感じの少年です(笑)

派手さは、感じられません。

ちょっと緊張しているのと、不安そうな心が瞳に映っています。

もっと、自信を持って歌えば、もっといい声が出たと思いますね。

彼の性格がよく現れている歌唱だと思いました。


これから少しずつ私と一緒に、彼の歌手としての歴史を辿ってみましょう!


次回は、デビュー曲「HUG」です。

KimJaejoong Vocal Review


ジェジュンに恋してる 

ジェジュンに恋してる 

2011年5月8日(アメブロの旧サイトにて初掲載)

Jaejoongへの手紙~最初のVocal Review


「Jaejoongへの手紙」

Dear Jaejoong

あなたのペンサイト、worldclassjjであなたのVocalについての原稿を募集していました。
私は、あなたに手紙を書くことにします。
 
私が、あなたの歌に初めて出会ったのは、去年の7月でした。
毎晩毎晩、娘から、あなたたちの歌を聞かされていました。眠い目をこすりながら(笑)

その中で、1人の声だけが、私の記憶の中に残りました。
誰が歌っているのかわからないのに、その人の声だけは、私の心に響いて、私を離さないのです。



年が明けて、私の車の中では、再び、あなたたちの歌が鳴り響いていました。
その時私は、あの…、私の心を捉えて離さなかった歌声に、再会しました。



それが、あなたとの出会いです。


あなたの声は、とても不思議ですね。



私は、長年、歌に関する仕事をしてきました。
ですから、あなたの歌声を聴けば、そのときのあなたの声の状況は、手に取るようにわかります。風邪気味だったのか、寝不足だったのか…etc.



でもあなたは、どんな状況でもそのたぐい稀な発声で歌い上げてきました。


あなたは、きっと人には言えないくらいの努力をして、その伸びやかな発声を身につけてきたのですね。
あなたの歌の特徴は、どの音域にも対応できるしっかりとした、基礎発声にあります。



あなたの声の素晴らしいところは、高い音域では、少しハスキー気味に、そして、中音域から低音域にかけては、甘く、ミルクのような濃厚な響きを奏でるところです。
中音域の声だけを聴いていると、高音域のハスキー気味な発声で歌う人物とは、別の人物が歌っているような錯覚に捉われます。

また、低音域では、どんなに低く、歌いにくいメロディーであっても、かき消されることなく、しっかりとした響きで存在しています。




私は、たくさんのいろんなジャンルの歌手の声を聞いてきました。
けれども、今まで出会った中に、あなたのような発声をする歌手を知りません。
どんなに、伸びやかな発声をしている歌手でも、どこか必ず、苦手とする音域を持っています。

特に、声に自信のある歌手で絶唱型と呼ばれるタイプは、コンサートなど何時間も歌い続けると、必ずその人の発声の弱点が出るものです。
けれども、あなたはどんなに歌い続けても、どの音域にも不安を感じたことはありません。




ほとんどの歌手は、ある音域になれば、必ず喉が詰まったような発声になり聴き手も「これ以上高い音域は、無理だな。」と感じます。

ところが、あなたの場合、それを感じたことがありません。

あなたにとって、高い音域は、どこまでもどこまでも広がっているように感じられるほど、どんなに高い音域でもまるで中音域を歌っているかのように伸びていくのです。


そして、あなたの最大の魅力は、ミルクのような濃厚さとビロードのような艶やかさを持つ中音域にあると思います。




多分、あなたは、あなたが持つ音域すべてを歌声として使うことができるテクニックを持っているのですね。

どんなに困難なメロディー展開をしても簡単に歌ってしまう裏側で、あなたがそれを身につけるためにどれだけの時間と努力を費やしてきたのかを想像するとき…



私は、歌の世界に身を置く1人として、只々頭が下がるだけです。


高音域と中音域とを、しっかりとしたテクニックでコントロールするからこそ、あなたの歌は私たちの心を掴んで離さないのだと思います。




あなたは、韓国でデビューしました。

当然母国語である韓国の歌は、あなたの表現力を最大に発揮します。
「MIROTIC」に入っている「Forgotten Season」は、あなたの得意とするバラード曲で、20年前のリメイクを感じさせないほど新鮮な響きを奏でています。



けれども、私は、あなたが最も成長したのは日本語による楽曲だったと思います。




日本語は、韓国語と違い子音で終わる単語を持ちません。

すべての言葉が、母音で終わります。

外国人が日本語を習得するとき、母音で終わる発音に、てこずることが多いです。


また日本語は、歌に最も向かない言語の1つだと言われています。
歌詞をつけるとき、1つの音符に1つの言葉ではなく、1つの文字がつくからです。
そのため、テンポの遅いバラード曲などは、ことばがバラバラになるため、日本人でも何を歌っているのか、わかりにくいことがあります。


でも、あなたは、これらの困難を見事にクリアーして歌手として進化しました。
あなた自身が言うように日本語の歌を歌うとき、声のポジションが前に出ますね。


ポジションを前に取ることで、あいまいな日本語がはっきりとした発音になります。
そして、そのことによって、あなたは高音域に新しい音色を身につけました。


「細く繊細で、美しい音色」を持った高音域です。


かつてのハスキーな高音域とは全く別の音色を身につけました。


「いつだって君に」に使われる音色と「Maze」に使われている音色は、あきらかに別のものです。




歌手が、その言語によって自分の発声ポジションを変えることほど困難なことはありません。

発声ポジションを変えることは、常に喉を傷めるかもしれない危険性をはらんでいます。


その事ができるのは、しっかりとした基礎発声が身についている歌手だけに許されていることなのです。
それを、あなたは見事にクリアーし、さらに今英語の歌に挑んでいます。
きっとこれから、あなたは、もう1つの言語を習得すると同時に新しい発声ポジションを身につけていくのでしょう。


またあなたは、韓国語でも日本語でも、ことばの意味によって声の音色を変える繊細な言語センスを発揮しています。


その能力によってあなたの歌は、ロックからバラードまであらゆるジャンルの歌を表現することができるのだと思います。




あなたの歌声に再会した時、私は1人の母親としてどん底にいました。
大学受験に失敗し浪人生活を送っている息子とは、もう何年も前から上手くいっていませんでした。

それは、どこの母親でも持つ息子への大きな期待が彼を苦しめていたのです。

毎日が、ぴんと張りつめていて…重苦しい気分に包まれていました。



自分が、息子を追い詰めていたのだと気づいたとき、私は、母親としても人間としても生きる自信を失っていました。


私にとって歌の仕事をしているときだけが心の支えでした。


そんなとき、あなたの歌に再会したのです。


長年、歌の仕事をしてきて、沢山の方から「音楽で心が癒されました」と聞いても自分の体験の中にそれはありませんでした。

なぜなら、私にとって歌は仕事だったからです。

でもあなたの歌に出会って、私は初めて「人は、音楽で心が癒される」ということを体験しました。



あなたの歌声を聴いて、涙が出ました。


あなたの声は、優しかった。


あなたの歌をむさぼるように聞きました。


あなたの声が聞こえることが私の支えでした。



それは、今も変わりません。
私は、あなたの歌によって生き返りました。


今、私は、あなたに「もっと自信を持って!」と言いたいです。



あなたは本当にやさしい。


その優しさが、歌にあふれていて私たちの心を打ちます。


いつも私たちの心に、いつのまにか、そっと寄り添って一緒に歩いてくれるのです。


でも、時にはその優しさゆえに、自己主張の激しいものにかき消されそうになります。




あなたの歌はしっかり存在しているのに、あなたの優しい遠慮がちな心が歌の存在をかき消しそうになるのです。


誰にも遠慮しないで、もっと自信を持って主張して下さい。



あなたの韓国語の歌

あなたの日本語の歌

そして、これから始まる英語の歌



どの曲を歌ってもあなたの歌の本質は変わりません。



Kim・Jaejoong という1人のアーティストの作り出す世界は



あなただけが表現できる世界です。




どうか、覚えていてください。



あなたの歌は、私たちにとってかけがえのないもの…。



あなたの歌によって多くの人が、救われていることを…。



そして、あなたが

あなた自身を愛するより深くあなたのことを愛している人がいることを…。





あなたの声は、宝物。



世界にたった1つしかない

かけがえのない宝物です。



どうか、喉を大切にしてくださいね。



あなたが歌う場所に、私は必ずいます。



From kuko            2010.10.14





「Jaejoong에의 편지」


KimJaejoong Vocal Review

2011年5月6日(アメブロの旧サイトにて初掲載)